漫画家マンガの世界

漫画家を主人公にしたマンガ「漫画家マンガ」を語ります

重版出来(4巻)

出版関係の仕事をしている私の長女。
年齢からいったらベテランの内に滑り込んでいていいのだが、まだまだ実績も貫禄も追いつかない。
私が「今、重版出来を読んでいる」と言ったら、「どうですかー」と興味深々。
彼女に真剣な顔で訊かれたら、感想を言えなくなってしまった。


悩んだあげく、出てきた言葉は、
「うーん、主人公の設定以外は、実話のつぎはぎだと思う」
「リアルってこと?」
「島耕作よりは」


実際に「あるある」のエピソードだらけだと思う。
ある漫画家の先生のビジュアルに他の先生の状況をくっつけ、また別の先生の言葉を言わせている。
(と思う)
ありゃ、これってアレだ、と思い当たるフシがやたらとあり。
(つまりモデルがいる)
フィクションなのだが、手触りはノンフィクションだ、と思った。


漫画は芸術なので(なのです!)、業界はかなりヘンな(?)人たちの吹き溜まり(?)だが、そこでの出来事を適度に写実的(?)に掘り下げることによって、「仕事をする人たち」の最大公約数の思いによく接近させた。


うーん、今はこれくらいしか言えない。
もう少し考えて、のちほどまた書きます。