漫画家マンガの世界

漫画家を主人公にしたマンガ「漫画家マンガ」を語ります

2018年9月のブログ記事

  • 先生白書

    「幽☆遊☆白書」の冨樫義博のアシだった人が、幽☆遊連載当時を思い起こして描いた実録漫画。 悲惨な現場の描写が、エッセイ漫画調の可愛い絵で救われている。 …と感じたのは、しかし私くらいのものらしく。 Amazonのレビューでは、薄い、薄いとけなされていた。 (本は厚い。中味が薄いという意味) 漫画家... 続きをみる

  • ニューヨークで考え中

    いわゆるエッセイ漫画。 へたうまではなく、私にもうまさがわかる。 自信を持って、うまい絵と言える。 ただし作者近藤聡乃は「ガロ」の影響を受けた人だそうで。 面白さがわかりにくい。 (ブンガクテキというか、高尚というか) 同じ作者のアニメーション作品。 てんとう虫のおとむらい

  • 東村アキコ完全プロデュース 超速!!漫画ポーズ集

    絵が描ければなー、と思ったことは生まれてこのかた何度もある。 ネーム原作も描ければ描きたい。 しかし実行に移す前に、志は志にならず消えている。 中学時代から、漫画家志望の子を大勢見てきている。 みんな絵は超絶うまい。 志望するからにはこういう人は「絵がうまいねうまいね」と言われて育ってきたので、 ... 続きをみる

  • オール東宝メカニック大図鑑

    やくたいもない知識を振り回すのが、オタクの習性。 だからどうしたんだ、と言われると返答のしようがなくなる。 「知っててすみません」 m(__)m です。 ゴジラはともかく、ラドン、地球防衛軍あたりからはっきりした記憶がある。 もしかすると地球防衛軍は二度見たかもしれない、感動のあまり。 その後、ず... 続きをみる

  • あしたのジョーに憧れて

    特に「バクマン。」に刺激されて、ということではない。 元々、漫画家を主人公にした漫画は好きなのだ。 昔は漫画家は一人で描いているものと思われていた。 アシや原作者の存在は隠ぺいされる傾向にあった。 今はドラマにも漫画家が登場し、アシたちの生態も堂々と描かれるようになった。 これのおかげかな? (ゲ... 続きをみる

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  • バクマン。に関連して、漫画家崩れについて

    前回、ネームしか描かない先生(漫画家)のことを書いた。 「ん?」 と思われた方もいらっしゃるだろう。 原作者がネームまで描く世の中になれば、その手合い(ネームしか描かない先生)は漫画家としては使えない(不要)。 でもその人、原作者になれるのではないか? はいはい、その通りです。 「漫画家崩れ原作者... 続きをみる

  • バクマン。感想の6

    シュージン(主人公の一人)は当たり前のようにネームを書いている。 私などが疑問を呈したら、 「これ以外に原作作法ってあるんですか?」 と聞き返されそうな勢いだ。 そう来られた場合には、 「あるじゃありませんか、小説やシナリオが」 と答えるしか、道は私にはない。 でも考えてみれば、原作者の役割は絵描... 続きをみる

  • バクマン。感想の5

    「漫画の作り方も変わったなあ」としみじみすることもあれば、「変わらないもんだ」と驚くこともあった。 変わらないといえばまず、少年ジャンプのコンセプト、「友情・努力・勝利」である。 「バクマン。」の時代に、これが立派に生きていたことには感動した。 今は(ジャンプを読まないから)知らないが、生きている... 続きをみる

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  • 宇宙エレベーター

    一昨日(16日)、殿(板橋克己)と渋谷のプラネタリウムへ。 ここの施設はいつも混んでいる。 今回も満席で、あたりを見回すとカップルだらけ。 私たちも見ようによっては高齢カップルだ(夫婦に間違えられることすらある)が。 我らの目的は大真面目。 この番組を見るためだった。 「宇宙エレベーター」 宇宙エ... 続きをみる

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  • バクマン。感想の4

    さて私は先日、 漫画原作とはネームである、ということになった時代の漫画が「バクマン。」なのだ。 と書いた。 そしてこれが、画期的なことである、とも書いた。 「バクマン。」の時代が来る直前、原作の書き方は小説体、シナリオ形式、ネームが混在していた。 ここまでの状況は、私もよく知っている。 小説家は小... 続きをみる

  • バクマン。感想の3

    ひどく大雑把な言い方で申し訳ないが。 「バクマン。」の頃を過去(ひとむかし前)とすると、私は大過去(ふたむかし前)に属する人間。 だが、「ちっとも変わらないなー」と思うこともあった。 連載の人気が落ち目になってきた主人公たちが、テコ入れをしようと、自分たちなりに考えてとった手段が、ファンレターの意... 続きをみる

  • バクマン。感想の2

    《Wikipediaより》 『バクマン。』は、原作・大場つぐみ、作画・小畑健による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』2008年37・38合併号から2012年21・22合併号まで連載された。単行本は全20巻。その内容から様々な世代に支持された。 今の漫画の作り方が知りたい、と書いたが、「バクマン。... 続きをみる

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  • バクマン。感想の1

    一昨日感想を述べた、「大家さんと僕」。 この作品(大家さんと僕)は幅広い層に受けたと思うが、「バクマン。」を支持した読者にだけは、歓迎されなかっただろう。 「バクマン。」は、ほのぼのでもほっこりでもない。 つまり私のようなタイプが泣いて喜ぶ、バリバリの少年漫画なのである。 少年ジャンプのコンセプト... 続きをみる

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  • 谷岡ヤスジ

    昨日の記事に関連して、ヘタウマについて調べていた。 実を言うと私は、松本零士もヘタウマの一種だと思っていた時期がある。 トキワ荘出身の漫画家や松本零士は、手塚治虫の模写をとことんやって漫画家になった。 影響というような、生易しい物ではない。 彼らの初期作品を見ると、手塚作品そのものである。 そっく... 続きをみる

  • 大家さんと僕

    少年漫画、少女漫画、青年漫画等々、漫画は対象読者の年齢別に分けられてきた。 読者が感情移入できる主人公が求められるため、少年漫画の主人公は少年が大部分、少女漫画の主人公も少女が大部分…と、読者の年齢に近い主人公が描かれてもきた。 今や少子高齢化社会を迎え、老人を主人公にしている漫画も増えてきている... 続きをみる

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