漫画家マンガの世界

漫画家を主人公にしたマンガ「漫画家マンガ」を語ります

バクマン。感想の1

一昨日感想を述べた、「大家さんと僕」。
この作品(大家さんと僕)は幅広い層に受けたと思うが、「バクマン。」を支持した読者にだけは、歓迎されなかっただろう。


「バクマン。」は、ほのぼのでもほっこりでもない。
つまり私のようなタイプが泣いて喜ぶ、バリバリの少年漫画なのである。
少年ジャンプのコンセプト「友情・努力・勝利」を忠実に守って描かれた、勝負の漫画なのである。
熱いぜ!


「なんだお前は、70近い婆さんになってまだ少年漫画を読むか」
とか、言われそう。
悪くすると変態視されそう(笑)、だが。
いや私だって、もう少年漫画誌は読んでいません。


でも「バクマン。」は、ついつい読んでしまった。
主人公が、漫画家志望の少年で。
(というか、すぐにプロ漫画家になってしまうのだが)
当代一の人気漫画家を目指して、頑張る話だったからだ。


しかも主人公は二人。
一人は絵描き。もう一人は原作者なのである。
彼らがライバルと戦い、編集者と戦い、読者と戦う話。


私は、大昔に漫画原作者をやっていた。
で、今の漫画の作り方に興味があった。
そういう意味では動機が不純だったかもしれない(?)が、ともかく読んでしまい、高く評価すべき、と思った。


ネタばれになるので、ストーリーを追うことはやめたい。
適当にバラバラと、感じたことを書いていこうか。
しかしそれでも、何回かに分けて書かなければならなくなりそうだ。


この表紙に描かれているキャラは、主人公たちのライバル、新妻エイジ先生。
今のところ、私の一番のお気に入り。