すとまんが
『すとまんが』 内田春菊
大腸がんは今や、がんによる死因のトップ。
特に女性に増えているそうだ。
これは同じ作者による『がんまんが』の続編。
手術を受け人口肛門(ストーマ)になった体験が、漫画ならではの赤裸々さで語られる。
大変タメになる。
Amazonのレビューには悪い評価も出ていたが、内田春菊ってつまりこういう人。
上品ぶらず、勢いに乗せて言いたいことを遠慮なく言ってのける人だからこそ、体験談がタメになる。
彼女の作風を知らない人は驚いたり、「他人の悪口が多いのは閉口」と思ったりするかもしれないが、私は「よくぞお変りもなく!」と感動した。
漫画を描くのは、ただでさえ重労働。
それを、大病のまっさいちゅうにできる。
しかも作風(作者自身のキャラクター)にほとんど変化がない。
超人だわー。
女性というものは「肛門」という単語さえ口に出すことをはばかるものだ、と思っている古い人は、読みなさるな。
というか、そういう人こそ読むべきなのかも。
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