漫画家マンガの世界

漫画家を主人公にしたマンガ「漫画家マンガ」を語ります

追記・刑務所でマンガを教えています

作者は、
「私は彼ら(受刑者たち)を漫画家にしようとか、漫画アシスタントにしようとしているのではありません」
と明言している。
「物事に対する姿勢を、絵を通して知ってほしくてやっているのです」
だから職業訓練は作者の意図するところではない。


出所後、何につけても必要なのは集中力や根気。
それは人生のさまざまなシーンで生かせる。
生かしてほしいからやっているんです、ということなのだ。
(仕事にも人間関係にも、社会にも家庭にも)
うーん、すると漫画描きは座禅の代わりに使えるんだな(笑)。


間違って才能のある人がはいってこないとは限らないが。
花輪和一とか桑田二郎クラスが来れば、まんま『あしたのジョー』なのだが。
それはまったく期待していませんよ、ということだ。


ただ、教え子の作品はすでにネットで販売されている。
漫画家本舗
https://mangakahonpo.thebase.in/


これがうまく行けば作者の試みは受刑者の精神鍛錬(だよね?)に終わらず、CAPICに近付いていくと思うのだが、どうだろう?
CAPIC
http://www.e-capic.jp/capic.htm


私と身内の弁護士君はCAPIC製品が好きで、近所に販売店があった時にはよく買っていた。
CAPICの製品は糞真面目に作られており、(オシャレでこそないが)安価で信頼性があった。
無添加の石鹸や醤油などはここで買うに限る、と人に薦められるくらいのクォリティだった。


漫画家本舗で売られている物も、見れば充実した作品群。
実用に耐えると思う。
多種の絵柄が揃ってくれば、将来的に頼もしい。