漫画家マンガの世界

漫画家を主人公にしたマンガ「漫画家マンガ」を語ります

漫画家マンガの世界の新着ブログ記事

  • 重版出来(4巻)

    出版関係の仕事をしている私の長女。 年齢からいったらベテランの内に滑り込んでいていいのだが、まだまだ実績も貫禄も追いつかない。 私が「今、重版出来を読んでいる」と言ったら、「どうですかー」と興味深々。 彼女に真剣な顔で訊かれたら、感想を言えなくなってしまった。 悩んだあげく、出てきた言葉は、 「う... 続きをみる

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  • オリンピア・キュクロス(第2巻)

    『オリンピア・キュクロス』 ヤマザキマリ まだ『重版出来』を読み進め中だが、またまたまた脱線。 表紙を書店で見かけ、手塚治虫が描かれている!と、思わず買ってしまった。 手塚は自分の漫画に自分を出したがる人だった。 『バンパイヤ』のように主人公級の活躍をさせたこともあった。 (狼男の苦悩を描くフィク... 続きをみる

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  • トルコで私も考えた ジェネレーションズ

    『トルコで私も考えた ジェネレーションズ』 髙橋由佳利 『重版出来』はまだまだ続くが、ちょっと脱線。 作者、髙橋由佳利は70年代に「りぼん」でデビューした。 おとめちっく派という私のもっとも苦手とするタイプの少女漫画家だ。 このブログを書くために作品リストを確認してみたら一冊も読んでいなかった。 ... 続きをみる

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  • 重版出来(3巻)

    『重版出来』(3) 松田奈緒子 昨日は眼科で緑内障の定期検査。 待ち時間が長かったためこの漫画を持っていった。 視力も測ったけれど、なんと1.2。 これなら裸眼で自動車の運転もできる。 緑内障のほうは悪化はしていなかったがそんなに良くもない。 右目の下半分の視神経束が薄くなっている由。 「ああ、だ... 続きをみる

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  • メカニカルワールド3

    再び、ムラゴンクリパに参戦! 殿のメカ動画です。 メカニカルワールド3

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  • 重版出来(1,2巻)

     『重版出来』 松田 奈緒子 私はへそ曲がりなのか。 漫画家マンガが好きと言っている割にはこういう天下に勇名を馳せた作品を読んでいない。 周囲がみんな知っていた。 「なんで読まないの」 と言われた。 ぱじゃたさんと、おみなへしさんに推薦をいただき、 (ありがとうございました!) m(__)m ボチ... 続きをみる

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  • 追記・刑務所でマンガを教えています

    作者は、 「私は彼ら(受刑者たち)を漫画家にしようとか、漫画アシスタントにしようとしているのではありません」 と明言している。 「物事に対する姿勢を、絵を通して知ってほしくてやっているのです」 だから職業訓練は作者の意図するところではない。 出所後、何につけても必要なのは集中力や根気。 それは人生... 続きをみる

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  • サンタさん

    ムラゴンクリパに参戦するぞ! 我が殿の動画です。 サンタさん

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  • 刑務所でマンガを教えています

    『刑務所でマンガを教えています』 苑場凌&JKS12 身内の弁護士からの推薦作品。 弁護士君いわく、 「東京弁護士会の売店でも売りそうな本」 『重版出来』『おかあさんの扉』なども今読んでいるところだけれど、長いので容易に読みきれない。 本書は楽に読めた。 多くの皆さん、特に漫画家志望者のかたたちに... 続きをみる

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  • 劇画漂流(下)

    『劇画漂流』 辰巳ヨシヒロ いまだに「漫画は子供が読む物」と言う人がいる。 子供にもわかり、誰にでも読める… そう言う人はたぶん書店に行ったことがないのだろう。 (そもそも何かを読むという習慣を持たない人なんじゃないか?と私は疑う) その人に、では書店で自分の力で児童漫画をみつけてきてください、と... 続きをみる

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  • 劇画漂流(上)

    『劇画漂流(上)』 辰巳ヨシヒロ 正統的な漫画家マンガである。 漫画好きの少年がプロ漫画家に育っていく物語。 ほぼ家庭と出版社と同業者しか出てこない。 主人公(作者)はひたすら漫画を読み、業界を歩き廻り、漫画を描き続ける。 もっとも作者からは、 「劇画家ゲキガと呼ばんか!」 とぶっ飛ばされそうな気... 続きをみる

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  • 犬を飼う そして…猫を飼う

    『犬を飼う そして…猫を飼う』 谷口ジロー 漫画家マンガと言えるかどうか。 老いた飼い犬を看取る話が『犬を飼う』。 犬の死後に猫を飼い、子猫が生まれて猫三匹と暮らすことになる話が『猫を飼う』である。 漫画を描くシーンがない。 漫画家らしい生活の描写もない。 ただ視点が谷口ジロー自身。 カテゴリーど... 続きをみる

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  • アオイホノオ(19巻)

    どうでも良いけど私的なお話。 私には娘が二人おりまして。 二人とも「ご朱印」を集めています。 彼女たちから聞いた「ご朱印エピソード」のひとつ。 関西のさるお寺に、劇画家崩れのお坊さんがいて。 その人の描いてくれるご朱印が物凄くカッコいい、という噂があるそうで。 まあ、あくまで噂なのでその劇画調の(... 続きをみる

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  • アオイホノオ(9~18巻)

    『アオイホノオ』 島本和彦 8巻まで読んで挫折したところマイミクのるとがあさんから、 「めげずにお読み!」 という叱咤激励をいただいた。 彼女(るとがあさん)も昔からの漫画読み、かつ目利きであって、私の趣味もよくわきまえてくださっている人だから、黙殺することなどできない。 9巻から再開し、18巻ま... 続きをみる

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  • アシさん(1~3巻)

    『アシさん』 タアモ 再びマイミクぱじゃたさんからのご紹介。 ぱじゃたさん、ありがとうございました! ぱじゃたさん的に表現すると「アシもの」というジャンルの作品。 (同ジャンルの)『漫画アシスタントの日常』では技術論が派手に展開されるが、こちらにはそんなもの(漫画の描き方的なこと)はほとんどない。... 続きをみる

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  • 魔夜の娘はお腐り申しあげて

    『魔夜の娘はお腐り申しあげて』 山田マリエ 前回に続いて脱線します。 どうもすみません。 『アオイホノオ』も『アシさん』も読んでますが終わりません。 次回にはなんとか。 この『魔夜の娘はお腐り申しあげて』は今年の11月19日付けの発行。 (今日ですわ!) なので、ちょっと書いてみたかった。 マイミ... 続きをみる

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  • 監督不行届

    『アオイホノオ』も『アシさん』もまだ読み終わらず。 なのに! 別の作品へと走ってしまう。 浮気な女と責めないで。 突如『監督不行届』について書きたくなった理由、『アオイホノオ』をご存知のかたにならわかっていただけるかもしれない。 『アオイホノオ』には、副主人公並みの扱いで庵野秀明が出てくるのだ。 ... 続きをみる

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  • 漫画家マンガについて(4)

    「これ読みなさーい」 と、ご紹介いただいた中から今、『アオイホノオ』(19巻まで)と『アシさん』(1~3巻)を読んでいます。 両作品とも、業界裏話が豊富で楽しめる。 こんなことがあるんですよ、ねえ驚くよねえ?という軽いハナシあり、巻き込まれた主人公の思いとあがきを深刻にとらえたハナシあり。 『アオ... 続きをみる

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  • マイ殿のメカ動画

    すみません。 今回は漫画家マンガにあらず。 臨時にテストケースで本業の宣伝をさせていただきます。 私の殿、板橋克己は、松本零士のプロダクション零時社に籍を置くメカデザイナー。 最近、オリジナルメカの動画をせっせと公開しております。 メカ好きの方はどうぞご覧ください。 スペースシャトル1998 H3... 続きをみる

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  • 少女漫画

    『少女漫画』 松田奈緒子 漫画家マンガにはこういうのもある! ってご紹介している気になっている。 はい、漫画家マンガが大好きな私です。 しっかし。 私の知らない漫画家マンガも沢山あって、「ご紹介いただいている」ほうが多いような気が…してきたきたきたっ。 最近はエッセイ漫画が流行ってきているせいもあ... 続きをみる

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  • すとまんが

    『すとまんが』 内田春菊 大腸がんは今や、がんによる死因のトップ。 特に女性に増えているそうだ。 これは同じ作者による『がんまんが』の続編。 手術を受け人口肛門(ストーマ)になった体験が、漫画ならではの赤裸々さで語られる。 大変タメになる。 Amazonのレビューには悪い評価も出ていたが、内田春菊... 続きをみる

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  • そしてボクは外道マンになる(4巻)

    『そしてボクは外道マンになる 4』 平松伸二 漫画家が一人ぼっちでネーム(ストーリーとコマ割り)を考える。 長時間の集中を続けると、睡眠時のような脳の状態が現れ、無意識界にアクセスすることがあるらしい。 するとどうなるか。 夢に近い物が見えてくるのだ。 『月と指先の間』の主人公にはジョルジュという... 続きをみる

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  • 石ノ森章太郎の物語

    『石ノ森章太郎の物語』 石ノ森章太郎 15本の短編が一冊にまとまっている。 すべて「自伝的」ストーリー。 フィクションとノンフィクションの混合率が作品ごとに異なる。 SFあり、ファンタジーあり、エッセイ風あり。 私たちの世代の漫画マニア、特に漫画家志望者は皆が皆、石ノ森の影響を受けた、と言って良い... 続きをみる

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  • 漫画アシスタントの日常(1巻)

    『漫画アシスタントの日常』 大塚志郎 池袋のジュンク堂で見かけつい購入。 面白かったので2巻も3巻も買ってしまった。 改めてAmazonのレビューを読んだところ、多くの人に「主人公が偉そうにしていて魅力がない」と酷評されていて意外だった。 絵もうまいし情報満載で、ワタシ的には非常にお薦め。 確かに... 続きをみる

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  • アオイホノオ(1~8巻)

    第1巻から8巻まで一気に読んだ。 11月2日現在、19巻まで出ているというからあと11冊読まなければ。 いや読んだところで完結には届かない。 今も連載中、進行形の大長編。 漫画家(orアニメーター)志望の主人公が、次々と行く手に現れる障害を乗り越え、運動会よろしく爆走していく物語。 『アオイホノオ... 続きをみる

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  • そしてボクは外道マンになる(1~3巻)

    『そしてボクは外道マンになる』平松伸二 ※公式サイト http://grandjump.shueisha.co.jp/manga/gedou.html 1970年代の週刊少年ジャンプの内幕を暴く!という触れ込みの自伝的作品。 4巻が最終巻らしい。 まだ3巻を読み終わったところだが息が切れてきたので... 続きをみる

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  • 次女ちゃん

    作者こやまこいこは、『宇宙兄弟』の小山宙哉夫人。 ※夫妻のインタビューがあった。 https://ddnavi.com/interview/418565/a/ 二人の間には、小学5年生の長女と、幼稚園児(5歳)の次女がいる。 ほのぼの子育て漫画である。 子供は変なことを言ったり、したりする。 「そ... 続きをみる

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  • 月と指先の間

    『月と指先の間』 稚野鳥子 少女漫画は私、駄目。 (感情移入ができない) この作者の作品も読んだことなし。 作者名すら読めん! (どうお読みすれば良いので?) しかし大変タメにはなった。 漫画家の収入などのデータはきわめて詳細。 このくらい細かく書くなら嘘を書いては無意味のはず。 で他では見られな... 続きをみる

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  • 漫画家マンガについて(3)

    こんなのもありますよ、と、『月と指先の間』、『アオイホノオ』、『次女ちゃん』をご紹介いただきました。 今、せっせと読んでおります。 ありがとうございました。 私は昔から本当に漫画家マンガが好きで。 『ゴルゴさんち』(セツコ山田)の旧版なんかも持ってます。 (作者、山田さんにもお会いしたことあり) ... 続きをみる

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  • かくかくしかじか 感想の2

    『かくかくしかじか』のコーチ(絵画教室の先生)は能書きは垂れない。 ただひとつのことしか主張しない。 いろんなことをしはするけれど教えは結局ひとつだけなのだ。 後に主人公はそれが漫画家(絵描き)にとってイノチ(最重要なこと)だった、と知る。 その点がまずもって男谷草介との最大の相違点かな、と思う。... 続きをみる

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  • かくかくしかじか 感想の1

    梶原一騎は決して好きではないんだが。 (私の神は手塚治虫) 梶原作品について書くと延々書ける。 なんといっても思春期に出会った偉大な才能。 かつ私が通算十年以上お世話になった少年マガジンに、深い関わりがあった作家(原作者)だものだから。 しかし梶原のことばかり書いていると他に触れられない。 『男の... 続きをみる

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  • 男の条件 感想の8

    私は、目の前で師匠(池川伸治)の廃業宣言を聞いた。 「僕はもう駄目です。 貸本屋はなくなります。 単行本漫画の出版社は潰れます。 君たちは雑誌に行きなさい」 単行本というのは貸本屋で貸していた漫画。 都内では曙出版やひばり書房が有名だったが、そこのトップ作家は永島慎二でもさいとうたかをでもない。 ... 続きをみる

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  • 男の条件 感想の7

    漫画家が当時の少年たちの「なりたい職業」のトップだったとしても、それは現実的ではない、ただの「夢」に過ぎなかったと思う。 本気で漫画家になりたいと思っていた子は(比率的に)少なかった。 その頃の健全な家庭で、子供に漫画家になると言われて喜んで賛成するところはまずなかったはずだ。 私は高校生になって... 続きをみる

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  • 男の条件 感想の6

    漫画家マンガに話を戻したい。 でもその前にもう一度だけ脱線。 梶原一騎は東京生まれ(1936年)の東京育ち。 私もずーっと東京だから言わせてもらうが。 東京の人は、根性に「ど」なんかつけない。 「ど根性」なんて言わなかった。 巨人の星 オープニング 「どこんじょう」と歌われているのは梶原の語彙では... 続きをみる

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  • 男の条件 感想の5

    今日のテーマは「男の条件は筋肉か?」。 (^o^) 男らしさも女らしさも多分に社会的なもの。 勝つためには敵や競争相手がいる。 優しさも、発揮するには相手が必要。 生き物が全くいなくなった地球上では成り立たない。 それを踏まえて脱線する(?)が、漫画家らしさを描くのに筋肉描写は無用、と私は思う。 ... 続きをみる

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  • 怪獣みたいな松茸

    昨日、松茸をいただいた。 本場京都からだ。 毎年定期便のようにお送りくださり、有難いことこの上ない。 (感謝申し上げます) しかし。 残念だがこんなに傘が開いてしまっていた。 直径25センチはありそうだ。 (美しい緑色の柑橘はスダチ) 近頃の松茸は「大きいのが正義」なのか。 年々巨大化する傾向がう... 続きをみる

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  • 男の条件 感想の4

    冒頭にロダンの「考える人」が登場する。 彫刻の写真ではなく、川崎のぼるタッチの絵だ。 (アシ絵に違いござんせん!) 全身に黒々と、これでもかと描き込まれた筋肉、まるで解剖図のようでお世辞にも綺麗とは言い難い。 この絵に添えられる言葉が、 (すべて引用) 「男の条件とはなにか? これは児童まんが界に... 続きをみる

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  • 漫画家マンガについて(2)

    漫画家マンガを定義しなきゃイカンのかな? と、気がつく。 すると。 「大家さんと僕」も「ニューヨークで考え中」もソレっぽい。 エッセイ漫画のたぐいはみんなソレでありそうな気もしてくる。 またこういうのも。 「梶原一騎伝」 著者・斎藤貴男 原作者は断じて漫画家ではない(と私は思う)が、「漫画を書いて... 続きをみる

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  • 漫画家マンガについて(1)

    漫画家マンガをきわめようなどという野心はないのだが、思い起こせば「絵描きは何を考えているのか」には幼少の頃から関心を持っていた。 忙しかった両親の代わりに祖父母に育てられ、図体ばかりデカイぼーっとした女の子になった私は、幼稚園に行く日が来て、「じゆうがちょう」という物に出会った。 大判の薄い画用紙... 続きをみる

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  • 男の条件 感想の3

    なぜこんなに笑われるようになってしまったのか。 考えてみると私の周囲ではベルばらも笑われていたし、エースをねらえなんかも凄まじく笑われていた。 「バクマン。」で言われているようにシリアス(真剣)度が高いほど笑われる。 同人誌の時代が来てパロディが制限なく描かれるようになると、「何でも笑っちゃえます... 続きをみる

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  • 男の条件 感想の2

    「男の条件」をもしも人に「読んでね」と勧める機会があったら、私が添える言葉は「ギャグです」しかない。 梶原作品の評価はなんでこういうことになってしまったのだろう。 考えているうち、いろいろな課題があることに気がついた。 ・(同じ梶原原作を絵にしているのに)川崎のぼるは笑われるが、ちばてつやは笑われ... 続きをみる

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  • 男の条件 感想の1

    漫画家が主人公の漫画が好き、と書いたら、ネットの友人たちが「今さら、まんが道やトキワ荘じゃないでしょ」と言って、当代の漫画家マンガを紹介してくれた(「かくかくしかじか」、「明日にはあがります。」など)。 古い漫画しか知らない私には大変有難いことだった。 で返礼といってはなんですが、昔の漫画家マンガ... 続きをみる

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  • 築地本願寺のカフェ

    築地本願寺、抹香臭さもないではないが意外にオシャレである。 今年できた大きなカフェはガラス張りで明るい。 (PRONTOが運営しているそう) 築地といえば寿司、というのは過去の話。 市場の移転が迫り、寿司店も移転か閉店の憂き目にあっている。 法事で築地に行き、当初「お昼はやっぱりお寿司」と言ってい... 続きをみる

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  • 築地のシーボルト像

    土曜日(29日)母の三回忌で築地本願寺へ。 そぼ降る雨の中(台風の前だったので)、近くの「あかつき公園」にあるシーボルトの胸像にご挨拶。 《参照》 http://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/2017/04/post-4255.html

  • 先生白書

    「幽☆遊☆白書」の冨樫義博のアシだった人が、幽☆遊連載当時を思い起こして描いた実録漫画。 悲惨な現場の描写が、エッセイ漫画調の可愛い絵で救われている。 …と感じたのは、しかし私くらいのものらしく。 Amazonのレビューでは、薄い、薄いとけなされていた。 (本は厚い。中味が薄いという意味) 漫画家... 続きをみる

  • ニューヨークで考え中

    いわゆるエッセイ漫画。 へたうまではなく、私にもうまさがわかる。 自信を持って、うまい絵と言える。 ただし作者近藤聡乃は「ガロ」の影響を受けた人だそうで。 面白さがわかりにくい。 (ブンガクテキというか、高尚というか) 同じ作者のアニメーション作品。 てんとう虫のおとむらい

  • 東村アキコ完全プロデュース 超速!!漫画ポーズ集

    絵が描ければなー、と思ったことは生まれてこのかた何度もある。 ネーム原作も描ければ描きたい。 しかし実行に移す前に、志は志にならず消えている。 中学時代から、漫画家志望の子を大勢見てきている。 みんな絵は超絶うまい。 志望するからにはこういう人は「絵がうまいねうまいね」と言われて育ってきたので、 ... 続きをみる

  • オール東宝メカニック大図鑑

    やくたいもない知識を振り回すのが、オタクの習性。 だからどうしたんだ、と言われると返答のしようがなくなる。 「知っててすみません」 m(__)m です。 ゴジラはともかく、ラドン、地球防衛軍あたりからはっきりした記憶がある。 もしかすると地球防衛軍は二度見たかもしれない、感動のあまり。 その後、ず... 続きをみる

  • あしたのジョーに憧れて

    特に「バクマン。」に刺激されて、ということではない。 元々、漫画家を主人公にした漫画は好きなのだ。 昔は漫画家は一人で描いているものと思われていた。 アシや原作者の存在は隠ぺいされる傾向にあった。 今はドラマにも漫画家が登場し、アシたちの生態も堂々と描かれるようになった。 これのおかげかな? (ゲ... 続きをみる

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  • バクマン。に関連して、漫画家崩れについて

    前回、ネームしか描かない先生(漫画家)のことを書いた。 「ん?」 と思われた方もいらっしゃるだろう。 原作者がネームまで描く世の中になれば、その手合い(ネームしか描かない先生)は漫画家としては使えない(不要)。 でもその人、原作者になれるのではないか? はいはい、その通りです。 「漫画家崩れ原作者... 続きをみる

  • バクマン。感想の6

    シュージン(主人公の一人)は当たり前のようにネームを書いている。 私などが疑問を呈したら、 「これ以外に原作作法ってあるんですか?」 と聞き返されそうな勢いだ。 そう来られた場合には、 「あるじゃありませんか、小説やシナリオが」 と答えるしか、道は私にはない。 でも考えてみれば、原作者の役割は絵描... 続きをみる

  • バクマン。感想の5

    「漫画の作り方も変わったなあ」としみじみすることもあれば、「変わらないもんだ」と驚くこともあった。 変わらないといえばまず、少年ジャンプのコンセプト、「友情・努力・勝利」である。 「バクマン。」の時代に、これが立派に生きていたことには感動した。 今は(ジャンプを読まないから)知らないが、生きている... 続きをみる

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  • 宇宙エレベーター

    一昨日(16日)、殿(板橋克己)と渋谷のプラネタリウムへ。 ここの施設はいつも混んでいる。 今回も満席で、あたりを見回すとカップルだらけ。 私たちも見ようによっては高齢カップルだ(夫婦に間違えられることすらある)が。 我らの目的は大真面目。 この番組を見るためだった。 「宇宙エレベーター」 宇宙エ... 続きをみる

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  • バクマン。感想の4

    さて私は先日、 漫画原作とはネームである、ということになった時代の漫画が「バクマン。」なのだ。 と書いた。 そしてこれが、画期的なことである、とも書いた。 「バクマン。」の時代が来る直前、原作の書き方は小説体、シナリオ形式、ネームが混在していた。 ここまでの状況は、私もよく知っている。 小説家は小... 続きをみる

  • バクマン。感想の3

    ひどく大雑把な言い方で申し訳ないが。 「バクマン。」の頃を過去(ひとむかし前)とすると、私は大過去(ふたむかし前)に属する人間。 だが、「ちっとも変わらないなー」と思うこともあった。 連載の人気が落ち目になってきた主人公たちが、テコ入れをしようと、自分たちなりに考えてとった手段が、ファンレターの意... 続きをみる

  • バクマン。感想の2

    《Wikipediaより》 『バクマン。』は、原作・大場つぐみ、作画・小畑健による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』2008年37・38合併号から2012年21・22合併号まで連載された。単行本は全20巻。その内容から様々な世代に支持された。 今の漫画の作り方が知りたい、と書いたが、「バクマン。... 続きをみる

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  • バクマン。感想の1

    一昨日感想を述べた、「大家さんと僕」。 この作品(大家さんと僕)は幅広い層に受けたと思うが、「バクマン。」を支持した読者にだけは、歓迎されなかっただろう。 「バクマン。」は、ほのぼのでもほっこりでもない。 つまり私のようなタイプが泣いて喜ぶ、バリバリの少年漫画なのである。 少年ジャンプのコンセプト... 続きをみる

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  • 谷岡ヤスジ

    昨日の記事に関連して、ヘタウマについて調べていた。 実を言うと私は、松本零士もヘタウマの一種だと思っていた時期がある。 トキワ荘出身の漫画家や松本零士は、手塚治虫の模写をとことんやって漫画家になった。 影響というような、生易しい物ではない。 彼らの初期作品を見ると、手塚作品そのものである。 そっく... 続きをみる

  • 大家さんと僕

    少年漫画、少女漫画、青年漫画等々、漫画は対象読者の年齢別に分けられてきた。 読者が感情移入できる主人公が求められるため、少年漫画の主人公は少年が大部分、少女漫画の主人公も少女が大部分…と、読者の年齢に近い主人公が描かれてもきた。 今や少子高齢化社会を迎え、老人を主人公にしている漫画も増えてきている... 続きをみる

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